Rucaの戒め

日々の反省とか。ツイとかで呟くには言葉が要ることとか。あと趣味のこと

それは課金とは言わない

課金(かきん)とは、料金を課することである。(うぃきぺでぃあ)

 

まぁ便宜的に課金という言葉を使うが、ここでは

質量のないもの、特にデータやシステムに金を出すこと

って感じだ。技術料なんかとは別枠で。

 

私はね、基本的に”非課金の人”なんですね。

金を出すからにはブツが欲しい。曲はCDだしゲームはパッケージ版で買い切り。スイッチのアンテもパケ版で買ったしベヨも入手できるWiiU版で妥協した。

ソシャゲみたいなのはやるけど無課金プレイヤー。ビジネスの都合で消えてしまうかもしれないものに金は出せない。まぁ、ゲーム作ってる人にお金を落としたいっていう微かな律義さは持ってるから、ポケゴくらいなら、してもいいかなぁ、なんて、思ってたり。しかしpkmsテメーは駄目だ。

フリゲはゆる勢なのでそもそも課金によるメリットにウマみは感じてないんですけどね。めーぽとかめーぽとかぷそとかふぉとなとか。

 

おい発進したとたん脱線したが。

記事カテゴリを見ろ、【Game】じゃねぇぞ今日は。そう、創作活動におけるシステム課金が主題なんですよねぇ。

 

私がはじめて(ここで言う)課金っぽいことをしたのは、クリスタDL版。いつ買ったんだったかな……さすがにパケ版は高くてな。いや今でも高い。PCを変えるときににはデータをどうすればいいのか、めっちゃ入念に調べた覚えがある。ゲームみたいにさ、ソフトを差し込んだら使える、みたいなのが一番安心だったからすごい違和感だったけど。それ以来データを買う、みたいなことはしなかったな。

 

オクトエキスパンションが出るまでは。

クリスタ買ってからオクト買うまでの数年間に、なんか世間では課金は悪みたいな風潮が発生しててな。私もケチ体質に育ってるし、余計に形無きものに金を出すなんてできなくなってた。

しかし私も悲しいことにもう大人なんだわ。物事の判別は付けられるし自分で基準も作れる。皆分かってると思うが、DLCは無限に金が吸われるシステムではない。オクトなんかはゲーム一個買うのと変わらんし。むしろ安いし別枠でゲーム買うのよりメリットいっぱい。データの移し方、というよりは扱い方も分かってるし。でもできればDLカード欲しかったな……数千円からの買い物はカードとかで何かとポイント付けたくて。あれ近所で買えるのコンビニなんだけど現金のみなんだね。後から調べて分かったけど7はナナコ経由でカード使えたんだな。ニンテンプリペイド集めたくなるじゃん。

何の話をしているんだ。

 

あのな、なんでこの記事を書いたかってーと、

今まで敬遠していたクリスタのプラグインを買った。

pdfを直接読み込めるようになるやつだ。

 

以前な、創作サークルの部誌で挿絵付き小説のようなものを……というかこれに関しては実物見てもらう方が早いな、あとでピクシブのリンク付けとく。そう、挿絵付き小説。で、小説となるとさぁWordで作成したいじゃん……勿論クリスタだけでも文字入れて改行して位置調整すれば画面作りはできるんだけども。

で、後にリンク貼ってあるやつは ①原稿用紙に絵を描いて印刷した小説を貼ったアナログページ ②挿絵が小さいのでクリスタで描いた絵をWordに載せたデジタルページ ③普通のWordの文字のみページ の3パターンのページがある。で、②がなぁ……画質めっちょ落ちるんよ……。知ってた。だから大体の絵はアナログにした。

 これな。

https://www.pixiv.net/artworks/63288415

 

それより数年後くらいに、”ペイント”経由でWordを画像化する方法は知ったんだけども、pdf化して範囲選択コピペする手法だからサイズを綺麗にしようと思うと神経使うし……

そんな中たまたま出遭ったプラグインなんよ。もっと早く出遭いたかった。と は な ら な い 。このタイミングで出遭わなければ買わなかったと思う。理由は上で話した通りだ。形無きものに金を出さない精神だったからだ。

 

タイトル回収するぞ。

買い切りのモノのDLCを買う。それは課金とは言わない。

 

DLCって、とっても今風で理に適ってるんだなぁ。

とあるソフトを出しました。それに、テクノロジーの進歩と共に開発される新しい機能を追加しました。それをソフト2として別枠で出すか、アップデートや追加データとして既存ソフトに足すかたちにするか。なおどちらも同じ料金が掛かるものとする。

圧倒的に後者のが便利だと思う。私はね。

私がこの考え方になった決定的なきっかけは、ポケモン剣盾のエキスパンションパス。ほんと、衝撃を受けた。いままで所謂マイチェンでエメラルド・プラチナ・BW2以下略……と出てきたけど。シナリオは違えど同じ舞台をもう一周するのは気持ち苦痛だった。同じ地方でポケモンを育て直す……うーん。とくにガラルはシナリオに違和感を感じたしね……。ワイルドエリアやり直しもしんどい。

そうやって、思ってた。正直。だからマイチェンをDLCにしてしまうという発想はとんでもなく理に適ってる。しかもゲームソフトをもう一本買うに匹敵するそのコンテンツ、安すぎないか? 6000円くらい出す気でいたが。

 

話を戻そうか。ポケモンDLCのこの感覚が、私がデジタル商品を敬遠してた気持ちをぶち壊したんだ。それは紛れもなく商品で、お金を支払うに値する(なんか言い方がヘンだな)ものなんだ。欲しけりゃ買っていい。必要なら買うべき。

私はこのプラグインを欲しいと思ったし必要だと思った。趣味で絵付きss画像を作ろうと思って出遭ったからそれにも使うし、リンク↑した作品のキャプションにも書いてあるが「本にするときはもーちょい何とかした」かった、そのために必要なツールだった。

今思ったんだけど、この機能が別に要らない人もいるわけだ。だから基本的な機能以外は小出しにして販売するほうが消費者にとってもいいんじゃない?proとexがあるのもそういうことでしょ。

 

自分にはな、モノを買うときの基準があってな。

買うか否か迷う理由が価格なら買え。

これはどっかで見た言葉なんだけども。つまり、”欲しいか、何故欲しいか、本当に必要か”、というところが金を出す判断基準。それに実態ある物かどうかは関係ないんだ。これをクリアしたら、ソシャゲとかの買い切りじゃないモノにも金を出すこともあるかもしれないな。その可能性は現状断じて皆無だけど。

(ちなみに今、めっちゃ欲しいし金もあるけど必要ではないという結論に辿り着いて買うのを諦めたグッズがある。身に付けるのが恥ずかしいわけではない。本当に使わないから。ベヨネッタのリュックなんですけど、)

 

利便さのために金を詰む。詰めば詰むほど強くなる。それが私の課金の定義になるのだろうか。ひとつのことに際限なくお金を詰めるもの。

口下手だから伝わらないんだろうな。子どもに鎧冠買うのを諦めさせたいスレを見かけたけど特にあんな考えの人には伝わらないだろうなこの価値観。ま押し付ける気は微塵もないんだが。石欲しけりゃ買えばいいじゃん。

 

私は心が晴れた。今まで目を閉ざしてきたデジタルコンテンツ、ちゃんと見てみよう。必要なものを見逃してたかもしれない。

これは課金とは言わない。正当なお買い物じゃん。